毛除去システム及び方法
专利摘要:
本発明は、毛を除去するシステム及び方法に関する。この毛除去システムは、毛検出装置と、前記毛検出装置に動作可能に結合されている毛除去装置20;S3とを有し、前記毛検出装置は、処理されるべき肌30の一部の画像を検出する第1の画像センサ12;S1を有する撮像装置と、前記画像内に肌30の一部における毛32を識別する制御ユニット18であって、前記毛除去装置の動作を制御するように毛除去装置20;S3に動作可能に結合されている制御ユニット18とを有しており、前記制御ユニットが最初にそれぞれの毛を識別した後の防止期間において、前記毛検出装置又は前記毛除去装置を不能にするために前記制御ユニット18に結合されている防止手段を有することを特徴とする。 公开号:JP2011515142A 申请号:JP2011500330 申请日:2009-03-13 公开日:2011-05-19 发明作者:ナタリア;イー ウズンバジャカファ;アレクセイ カリン;バルト;ダブリュ;ジェイ スピッケル;ハル;ロベルト;エイ;エム ファン;リエコ フェルハゲン;バスティアーン;ダブリュ;エム モエスコプス 申请人:コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ; IPC主号:A61N5-06
专利说明:
[0001] 本発明は、毛除去システム及び方法に関する。このシステムは、例えば、人間又は動物の毛を剃る、切断する又は永久に取り除くことができる。この毛除去システムは、例えば、毛検出システムとレーザーベースのシェービング装置とのアセンブリを含み得る。] 背景技術 [0002] 既知の毛除去システムにおいて、毛は、例えば、光学検出システムによって検出される。1つの毛の検出の後、光ビームが、この毛を切断する又は毛根を破壊することによって毛を取り除くように、前記毛に集束される。レーザー光源を使用して毛を切断する例示的な方法は、レーザー誘起光学的破壊(LIOB)として知られている。] [0003] 国際特許出願公開第00/62700号パンフレットは、前記毛検出装置と、前記毛検出装置に動作可能に結合されている毛除去装置とを有するシステムを提供している。前記毛検出装置は、第1の画像センサを有する撮像装置を有している。この撮像装置は、処理されるべき肌の部分の画像を供給する。制御ユニットは、前記画像において、前記肌の部分上の毛を識別する。この制御ユニットは、前記毛除去装置の動作を制御するように、前記毛除去装置に動作可能に結合されている。このシステムは、レーザー源及び調節可能なビームマニピュレータを含む。この画像センサは、CCD又はCMOSセンサを含む。] [0004] 同じ出願人の名前による国際特許出願公開第2007/013008号は、毛の位置及び向きとこれがなされる速度との改良された決定を提供している。このシステムは、三次元において肌の毛の位置を決定することができる。第1の画像センサは、前記毛の位置及び/又は向きをおおよそ決定するために使用される。第2の画像センサは、正確に三次元における前記毛の前記位置及び/又は向きをより正確に決定するために使用される。前記第1のセンサのセンサ結果を使用することにより、前記第2の画像センサは、前記第1のセンサによって撮像された前記肌の一部の選択された一部を撮像する必要があるのみであるので、前記第2の画像センサによる正確であるが遅い走査の動作に必要な時間を制限することが可能である。この選択は、画像処理ソフトウェア及び/又はハードウェアによって提供されることができる前記制御ユニットによって実行されることができる。] [0005] 前記第1の画像センサは、実質的に二次元の画像を提供するように構成されている。このような情報を提供することができる画像センサは、比較的簡単で速く動作する。特に、前記第1の画像センサは、二次元の光学画像センサを有しており、好ましくは、電荷結合素子、CMOS装置又はフォト検出器の焦点面アレイを有している。] [0006] この光源は、例えば、LED又はレーザー光源を有していても良い。LEDは、非常に小型で、エネルギ効率的であり、比較的小さい波長帯域における放射を発する。このことは、容易なフィルタリング、又は所望の所における放射の何らかの他の制御を可能にする。更に、LEDは、容易に制御可能であり、比較的長い寿命を有する。レーザー源は、高いパワー密度を有し得て、実質的に単色の放射を発し、専用ミラー、フィルタ等によって非常に良好に制御可能である。従って、レーザーは、走査撮像目的にも適している。得られるパワー密度は、人間の又は動物の毛を切断する又は除去するのに十分に高いものであることができる。] [0007] 上述のシステムは、毛を除去する光ビームを生成することができる。一実施例において、前記光ビームは、毛根を破壊するために、前記毛根に指向されることができる。この毛は、その後、肌から抜け落ちる。この実施例において、当該システムは、脱毛装置を含む。他の実施例において、前記光ビームは、前記毛の見える部分(即ち前記肌から延在する毛の部分)における目標位置に指向される。この光ビームは、前記目標位置における前記毛によって燃焼する。後の実施例において、当該システムは、シェービング又は切断装置を含む。] 発明が解決しようとする課題 [0008] 上述の毛除去装置は、従来技術に勝る多くの有利な点を提供しているが、前記光ビームは、1回以上、同じ毛に狙いを定められ得る。前記光ビームが前記毛又はこの毛の毛根に指向された後に、前記毛が肌上に留まり得るため、前記同じ毛に前記光ビームの狙いを定めることが起こり得る。この場合、前記毛は、2回以上、検出され得る。1回以上、同じ毛に前記光ビームの狙いを定めることは、増大される電力消費及び生じ得る肌の損傷若しくは外傷さえも考慮すると不利なことである。] [0009] 1つの毛は、例えば、当該毛の直径と当該システムの解像度と間の関係により、2回以上検出され得る。例えば、100μmの直径を有する毛は、当該システムが20μmの解像度を有する場合、少なくとも4回検出され得る。この切断工程が、前記毛の中心において行われる場合、同じ毛が、その後再び検出され得る。例えば、前記毛を切断した後、前記毛は、前記肌から、直ぐに、落ちる又は外れるわけではない傾向にある。この後、この毛は、検出され、再び、狙われ得る。] [0010] 本発明の目的は、切断する光ビームが、同じ毛に2回以上狙いを定められるのを防止することにある。] 課題を解決するための手段 [0011] この目的のために、本発明は、 − 処理されるべき肌の部分における毛を検出する毛検出装置と、 − 前記毛検出装置に動作可能に結合されている毛除去装置であって、光ビームを供給する光源と、前記光源からの前記光ビームを前記毛における目標位置にガイドする光ガイド手段とを含んでいる毛除去装置と、 を有する毛除去システムであって、 − 前記毛検出装置及び前記毛除去装置の動作を制御するように前記毛検出装置及び前記毛除去装置に結合されている制御ユニットと、 − 前記制御ユニットに結合されている防止手段であって、前記光ビームが目標位置にガイドされた後に始まる防止期間において、前記毛検出装置又は前記毛除去装置の少なくとも一部が前記光ビームを前記目標位置に再ガイドするのを防止する防止手段、 を有することを特徴とする毛除去システムを提供する。] [0012] 前記防止手段は、光パルスが所定の回数よりも多く、同じ毛に発射されるのを防止する。目標の毛の種類に依存して、前記目標の毛を除去するのに必要な所定の回数は、1回、2回又はこれ以上である。本発明は、光パルスが所定の回数よりも多く発射されることを防止するので、肌の損傷又は外傷が防止され、電力消費は低下する。本発明のこのシステムは、よりユーザーフレンドリーであり、例えば、未熟な又は専門家ではないユーザに適している。前記防止期間において、前記防止手段は、例えば、光パルスを発射する又は毛検出を不能にする。更に、前記防止手段は、前記同じ毛の複数の検出を認識することができ、この後、前記防止期間を開始することができる。] [0013] 実施例において、前記防止手段は、電子的遅延手段を有する。この遅延手段は、前記防止期間を実施化する。この遅延手段は、前記システムの1つ以上の部分に含まれていても良く、信号遅延が、光パルスを同じ毛に2回以上発射するのを防止する。] [0014] 他の実施例において、前記電子的遅延手段は、シフトレジスタを有する。前記シフトレジスタは、前記遅延手段の比較的簡単で、容易に利用可能な、低コストの実施化を提供する。] [0015] 更なる実施例において、前記電子的遅延手段は、少なくとも1つコンデンサを有するフィルタを含んでおり、前記制御ユニットは、前記制御ユニットが初めてそれぞれの毛を識別した後に、前記コンデンサをしきい値レベルよりも高いピークレベルまで充電する。このフィルタは、前記遅延手段の簡単で、堅牢であり、低コストな実施化を提供する。] [0016] 実施例において、前記コンデンサは前記しきい値よりも高くまで充電される期間は、前記防止期間を決定する。放電期間とは、充電期間と放電期間とを含んでいる。前記充電期間は、前記放電期間よりも長く又は短くなり得る。] [0017] 他の実施例において、前記制御ユニットは、前記同じ毛が検出されるたびに、前記コンデンサを充電する。] [0018] 更に他の実施例において、前記防止手段は、前記制御ユニットに結合されているメモリ手段を有する。前記メモリの大きさ及び前記メモリに含まれているデータのリフレッシュレートは、前記防止期間を決定することができる。幾つかの設定が、想像され得る。このメモリは、オプションで、例えば、比較的簡単なシフトレジスタを有している。或る毛の検出は、前記レジスタ内の位置の数とリフレッシュレートとに依存して前記メモリ内に留まる。位置の数及び前記リフレッシュレートは、用途及び切断速度等に依存して適応化されることができる。] [0019] 更なる実施例において、前記防止手段は、前記制御ユニットに結合されている偏向手段を有しており、前記毛除去システムを使用する場合、前記偏向手段が、前記肌と前記毛検出装置との間に及び/又は前記肌と前記毛除去装置との間に配され、前記偏向手段は、光が所定の方向に通過するのを可能にされている第1の状態と、光が前記所定の方向から離れて偏向される第2の状態とを有している。前記防止期間において、前記偏向手段は、光を前記毛検出装置から肌までの及び/若しくは前記毛除去装置から肌までの、並びに/又は肌から前記毛検出装置までの及び/若しくは肌から前記毛除去装置までの経路から離れて偏向させる。] [0020] この偏向手段は、液晶装置を有していても良い。この液晶装置には、液晶表示器に含まれているような、液晶を有する。上述のように、比較的少量の電気的エネルギは、光を、所定の光路から離れて偏向するのに十分である。更に、前記液晶装置は、比較的小さい及び平坦であり、従って、既存の毛除去システム内に容易に組み込まれることができる。] [0021] 他の実施例において、前記屈折手段は、熱可逆的光散乱(TRLS)材料を有する。このような材料は、温度変化を使用して、透明から不透明な状態まで可逆的に切替えられることができる。] [0022] 実施例において、前記屈折手段は、ソル‐ゲルを有する。ソル‐ゲルは、環境条件の変化によって、水溶性ポリマ溶液からゲルへと可逆的に切替えられることができる。この水溶性溶液は、実質的に透明であり、前記ゲルは光を偏向する。前記環境条件の変化とは、温度変化、酸性度(pH)の変化を含み得る。このゲルは、所定の期間における自身の保全性(integrity)を維持し、前記防止期間を実施するのに適応化されることができる。] 図面の簡単な説明 [0023] 毛除去システムの例を模式的に示している。 図1に示されているシステムにおいて使用されている第1の画像センサを模式的に示している。 図1に示されているシステムにおいて使用されているような第2の画像センサを模式的に示している。 肌上の1つの毛を含む、第1及び第2の視野を模式的に示している。 毛除去システムの詳細の例を模式的に示している。 毛の位置を決定する及び前記毛を切断する方法の2つのステップを示している。 毛の位置を決定する及び前記毛を切断する方法の2つのステップを示している。 毛除去システムのための画像センサの例を模式的に示している。 当該毛除去システムの撮像センサ又は光源のためのレンズの回転可能なアレイを示している。 本発明によるセンサアレイ、レンズアレイ及び光遮断手段を含むアセンブリの正面図を示している。 図9Aに示されているアセンブリの側面図を示している。 本発明による毛検出信号を模式的に示しており、x軸は時刻tを表している。 図10Aの検出信号に対応する検出不能信号を模式的に示している。 本発明による毛検出信号を模式的に示しており、x軸は時刻tを表している。 図11Aの毛検出信号に対応するデジタル化された毛検出信号を模式的に示している。 図11A及び図11Bの信号に対応する検出不能信号を模式的に示している。] 図1 実施例 [0024] 本発明の上述のフィーチャは、添付図面を参照して説明される。] [0025] 図1は、毛の一時的な又は永久的な除去のための光源を使用している毛除去システム1の例を模式的に示している。] 図1 [0026] このシステム1は、第1の画像センサ12と、調節可能なレンズ16を備える第2の画像センサ14と、制御ユニット18と、毛除去装置20と、光学結合22とを備えるハウジング10を有する。別個の可動レンズ16及び光学結合22は、オプションであり、後述で説明される。] [0027] この図は、除去されるべき毛32を備える肌30も示している。] [0028] システム1のハウジング10は、毛除去システムの機能の例として関連する部分のみを有している。明らかに、電源ユニット、光学窓等のような、付加的な部分が設けられ得るが、示されていない。] [0029] この第1の画像センサ12は、例えば、CCDカメラ、CMOS装置等を有し得る。この第2の画像センサ14は、調節可能なレンズ16に結合されており、走査ユニットを有し得る。] [0030] 両方の画像センサ12及び14は、制御ユニット18に結合されており、前記制御ユニットは、センサ12及び14によって得られる画像から毛を識別する。] [0031] 更に制御ユニット18に結合されているのは、レーザシステム、電気脱毛システム等のような、毛除去装置である。レンズ16は、z方向において走査して画像を生成するために、zの異なる値に集束するように矢印Aの方向に移動されることができる。オプションで、調節可能なレンズ16は、第1の画像センサ12の視野を解放するために、例えば、矢印Aに対して垂直な方向において、脇に移動されることができる。] [0032] 図2は、当該システムにおいて使用されるような第1の画像センサを模式的に示している。ここで、全ての図においてそうであるように、類似の部分は、同一の符号によって示されている。この図において、符号40はCCDを示しており、42は光学システムを示している一方で、44は、前記CCDの視野を示している。] 図2 [0033] 図2において、大部分のCCDが、例えば、1cm2以上の視野を有するので、2つ以上の、即ち4つの毛32が前記CCDの視野内に存在する。例えば、人間のあごひげのこのような領域は、数ダースの毛を含んでいる。しかしながら、垂直方向(例えば、図2に示されているZ方向)の解像度及び範囲は、光学システム42の特性によって制限される及び決定される。CCDは、1つのステップにおいて画像を決定し、全ての前記ピクセルは同時に「埋められる」ことに留意されたい。] 図2 [0034] CCD画像センサは、これ自体は、前記当業者にとって知られているので、この詳細は、ここでは省略する。] [0035] 図3は、当該毛除去システムにおいて使用されることができる第2の画像センサを模式的に示している。この図において、符号50はレーザー源を示し、51はビームスプリッタを示し、52は、例えば、矢印Bの方向に移動可能である可動ミラー54を備えるビームマニピュレータを示している。検出器は符号56によって示されており、レンズ58は、矢印Cの方向に移動可能である。] 図3 [0036] レーザー源50に対して代替的には、レンズを備えるLEDのような、他の何らかの適切な放射源が選択されることができる。発されたビームは、ビームスプリッタ51によって部分的に透過され(偏光されても良く、偏光されなくても良い)、例えば、ビームダンプ(図示略)へと部分的に下方に反射される。] [0037] ビームマニピュレータ52は、例えば、制御ユニット(図示略)によって制御可能であり、ポリゴンミラー又は他の何らかの適切な種類の走査ミラーのような、可動ミラー54を有する。示されているように、ミラー54は、所望の領域(この場合、第2の視野)にわたって放射のビームを走査するために移動可能であり、例えば、矢印Bの方向に回転可能である。実際、前記第2の画像センサの視野は、x、y方向における約0.5mm×0.5のmmの寸法と、z方向における類似の寸法を有している。前記z方向の類似の寸法の範囲を得るために、前記光学システム又はレンズ58は、方向Cにおいて移動可能である。代替的には、光学システム又はレンズ58は、光学出力(即ちこれらの焦点距離)において調整可能であり得る。] [0038] 検出器56は、ビームスプリッタ51を介してビームマニピュレータ52に光学的に結合されている。肌30又は毛32において、反射、ラマン散乱等される放射は、ビームスプリッタ51に向かってミラー54によって反射され、検出器56に向かって部分的に反射される。] [0039] 検出器56は、CCD若しくはCMOS、又は何らかの他の種類のフォト検出器、又はこれらのアレイを有し得る。検出器56は、前記制御ユニットが肌30上の毛32の位置及び/又は向きを決定するために、制御ユニット(図示略)にも結合される。三次元画像が、この第2の画像センサのために得られる。この種の画像センサは、三次元走査センサとも称される。これ自体は従来技術において知られており、当業者にとって明らかである更なる詳細は、省略する。] [0040] 図4は、肌上の1つの毛を含む、第1及び第2の画像センサの視野を模式的に示している。] 図4 [0041] Iによって示されている領域は、約2×2mmの正方形である。これは、点線IIIによって示唆されているCCDセンサの平均視野の表面積の約1/100である。2×2mmの領域Iは、人間のあごひげの1つの毛32当たりの平均表面積を表している。この毛32は、概略的にではあるが、一定の縮尺で描かれており、約120マイクロメートルの直径を有する。更に示されているのは、IIによって示されている表面積である。これは、今日の三次元走査センサによって走査されることができるような平均表面積を示している。この寸法は、約0.5×0.5(x 0.5)mmである。この図から、前記第1の(CCD)のセンサの視野全体のうちの比較的小さい部分が、前記第2の画像センサ(表面積II)によって走査される必要があることは明らかである。前記第2の画像センサの三次元走査は、比較的多くの時間を必要とし、更に効率的な使用が、前記第2の画像センサによってなされることができる。] [0042] 図5は、更に詳細な毛除去システムの一例を模式的に示している。この図において、S1は、一般に、第1の画像センサを示しており、S2は第2の画像センサを示しており、S3は、毛除去システムを示している。] 図5 [0043] 第2の画像センサS2は、検出レーザー60と、ビームスプリッタ62と、シャッタ66と、第1のビームスプリット表面69を有する第1の偏光ビームスプリッタ68と、第1のレンズ70と、第1のピンホール72と、帯域通過フィルタ74と、検出器76とを有する。更に、第2の画像センサS2は、λ/4プレート80と、ミラー82と、対物レンズ84とを有する。] [0044] 第1の画像センサS1は、一般に、第2のビームスプリット表面88を有する第2の偏光ビームスプリッタ86と、第2のビームスプリット表面88と、隔膜90と、チューブレンズ92と、CCD94と、LEDレンズ96と、LED98とを有する。] [0045] この毛除去装置は、切断レーザー64を有する。この切断レーザー64、検出レーザー60、検出器76、CCD94及び対物レンズ84は、全て、制御ユニット(図示略)に接続されることができる。更に、検出レーザー60及び切断レーザー64は、特に、これが調整可能なレーザーである場合、1つの同じレーザーであっても良い。更に、調整可能なレーザーである場合、ビームスプリッタ62、シャッタ66、偏光ビームスプリッタ68及び86、ピンホール72及び90、λ/4プレート80及びミラー82のような、様々な部分は、オプションである。] [0046] 第1の画像センサS1のCCD検出方法のための光は、任意のLEDレンズ96を備えるLED98によって発される。前記放射の一部は、表面88によって反射され、LEDの放射に対して透過性であるが、例えば、この場合、1064nmの放射に対して高い反射性を有するミラー82を通過し、毛32を有する肌30に当たる。この画像は、反射され、第2の偏光ビームスプリッタ86、ピンホール90及びチューブレンズ92を再び通過し、CCD94によって検出される。対物レンズ84は、移動可能であり、脇に移動されることができることに留意されたい。光又は他の放射(例えば、赤外線放射)が、直接的に、即ち非共焦点的に(not confocally)供給されても良い。例えば、LEDは、前記肌上を直接的に照射し続ける。このような場合、ビームスプリッタ86は、必要とされない。] [0047] 図6A及び図6Bは、毛の位置を決定する及び毛を切断する方法の2つのステップを示している。これらの図において、IIは、1つの毛32が存在する肌の一部の画像を示している。符号100は、ガイドレールを示しており、102は移動可能なレンズを示している。] [0048] 使用中、この完全なシステムは、前記肌を横切って移動される。動きが相対的であるので、このことは、示されているような矢印の方向に速度vによって移動する毛32として図6Aに示されている。第1の及び第2の画像センサの使用により、x及びyにおける毛32の粗い位置が、決定される。次いで、移動可能なレンズ102は、このx,y位置に対してガイドレール100に沿って移動され(図6B参照)、z位置は、走査によって決定される。更に、三次元における位置が、十分正確に決定されるとすぐに、前記毛は、レーザーの照射、電気針の適切な位置決めによる電気脱毛等によって、除去されることができる。] [0049] 以下の数値的な例が、上述の記載を参照して与えられることができる。シェービングの場合の平均速度vは、約5cm/sである。x、yにおける便利な解像度は、約20マイクロメートルである。共通の1000×1000ピクセルのカメラによって、このことは、結果として、2cm×2cmの全視野を与える。このことは、結果として、2.5kHzのカメラのフレームレート、又は0.4msの取得時間を与える。このことは、CMOSシステムによって容易に得られる。可動レンズ102は、例えば、15ms(66Hz)の典型的なアクセス時間を有するDVDそり(sled)のレンズであり得る。DVDアクチュエータユニットが約20nmの解像度を有する一方で、約20μmmの解像度のみが必要とされる。解像度に関するこのより厳しくない要求も、結果として、更に短いアクセス時間を与え得る。前記可動レンズのための前記アクチュエータは、5—6kHz(0.16—0.20ms)において1—2mmにわたってy、z方向に沿って前記レンズを移動させることができる。ひとたび前記可動レンズが適当な位置に設定されると、前記レンズを備えている前記アクチュエータは、上述で説明したような三次元方法において局所的に走査することができる。正しい位置において、再び、前記毛は、イ赤なる適切な技術によっても除去されることができる。] [0050] 上述のシステムの制限時間は、前記可動レンズのアクセス時間であり、これは、約15msである。約12.000の毛を有する典型的な人間のあごひげの場合、このことは、結果として、約3分のシェービング時間をもたらし、これは、ひげ剃りのための通常の時間である。] [0051] 図7及び8に模式的に示されている他の毛除去システムにおいて、複数のレンズ又はレンズアレイが使用される。特に、符号110は、画像センサ(例えば、CCD/CMOS)を示しており、第1の、第2の及び第3の可動レンズアレイは、それぞれ、112、114及び122によって示されている。符号116は、偏光ビームスプリッタを示しており、118は、リング光開口であり、120はレンズを示している。光源、λ/4プレート、制御ユニット等のような、様々な他の構成要素は、ここでは示されていない。符号30は、毛32を有する肌を示している。] 図7 [0052] 図7のシステムは、第1の撮像ステップ、即ち二次元撮像ステップを表している。ここで、第3のレンズアレイ122の開口は、レンズ120によって、第2のレンズアレイ114の開口上に投射され、次いで、第1のレンズアレイ112の開口上に投射され、次いで、画像センサ110上に投射される。今、目標(この場合、肌30)の画像は、個々のレンズ画像が各々反射されないような仕方において、画像センサ110上に投射される。全てのレンズは、前記目標のより大きい画像の小さい部分を生成する。同時に、このレンズ120は、発光リング光開口118を第3のレンズアレイ122上に投射する。] 図7 [0053] 各レンズアレイは、調和した様式の(例えば、画像センサ110の平面における、回転性の又は振動性の)実質的に同一の連続的な運動にさらされ得る。同時に、システム全体は、このシェービング動作を実施するように、前記システムのユーザによって肌30上を横方向に移動される。全体で、前記撮像システムの単一の小面を構成する3つのレンズアレイの各レンズは、興味がある領域の投影、又は視野を、反復性の態様における画像センサ110上に生成する。] [0054] (第3のレンズアレイ122の視野内の)目標30、32上のあらゆる点は、排他的にではないが、好ましくは、ユーザの横方向の運動による走査から走査までの横方向の変位が、意図された横方向の目標解像度(例えば、20μm)におおよそ等しく、これよりもあまり大きくはない周波数において撮像される。] [0055] このセンサ110は、前記調和運動ではないが、前記レンズアレイと同じ横方向の変位を受けている。結果として、センサ110上に投射される目標30、32の画像は、前記レンズアレイのレンズ及び画像センサの組み合わせと同じ横方向の速度において移動し、調和(回転、振動…)運動は、レンズアレイ112、114、122によって経験されるのみである。] [0056] 図7に示されているシステムにおいて、レンズ120は、第3のレンズアレイ122の開口を、第2のレンズアレイ114の開口上に投射するように働く。これによって、相当な量の空間は、レンズ120の両側において利用可能にされ、この空間は、後述されるように、検出プロセスの第2の段階と、画像形成に必要とされる光の結合とのために使用されることができる。] 図7 [0057] 画像形成に必要とされる光の結合の目的のために、この場合、偏光ビームスプリッタ116が使用される。リング光開口118によって発され、例えば、ファイバオプティックス、(ハロゲン)白熱ランプ及び1つ以上のLED等によって供給される光は、このアレイにおける各レンズが、多少均一な様式においてそれぞれの視野を照明するという仕方において、更なるレンズ120によって、第3のレンズアレイ122の開口上に投射される。実際、このことは、第3のアレイ122のレンズの後方の焦点面のリング光開口118からの光の撮像によって達成されることができる。このことは、好ましくは、開口118から発する光が、複数のレンズの分布と同様の仕方において分布されることを保証することによってなされる。このことは、レンズのアレイを示している図8を参照して更に説明される。] 図8 [0058] 実現可能性を示す数の例において、必要な解像度は20μmであると仮定されているが、もちろん、他の値が使用されても良い。前記ユーザが、肌上で当該システムを移動させる速度は、速くても5cm/sであるとみなされる。再び、他の場合、これらの値は、他の場合において適応化されることができ、対応する変化を以下の数字対してもたらす。] [0059] 更に、レンズアレイは、円周の周りに規則的に離間されている複数の2mmの開口レンズを備える約2cmの直径のディスクから成ると仮定する(図8参照)。16のレンズが示されているが、この数値の例において、25個のレンズが設けられていると仮定している。一度、リング画像全体を走査するためには、レンズのリングは、矢印Dによって示されているように、360/25=14.4度、回転しなければならない。従って、視野全体における20μmの所望の解像度を達成するために、前記装置が5cm/sで移動されている間、前記ディスクは、約100Hzのレートで回転する必要があり、この結果、前記領域は、0.020/50s=400μsごと又は2.5kHzのリフレッシュレートにおいて撮像される。この二次元画像は、好ましくは、非常に軽微な運動ぶれしか生じないように、同じリフレッシュレート(2.5kHz)において、CCD又はCMOS撮像センサのような、画像センサ110によって記録される。更に、少なくとも1000×1000ピクセルが、2×2cmの表面積が20μmの解像度によって撮像されるのを保証するために必要とされる。この数及び前記必要なリフレッシュレートの両方は、今日のCCD及びCMOS技術によって容易に達成可能である。他の、前記ディスクに関する形状及び値、レンズの数及び開口等が可能であることは明らかであり、このことは、他の数字の適応化を必要とする。] 図8 [0060] この上述の撮像は、二次元画像が得られる全体の撮像工程における第1のステップである。20μm又は類似の値の解像度は、現段階においてまだ必要とされていないことに留意されたい。およその目標の位置が、得られることができる限り、低減された取得時間による低い解像度が、選択されることもできる。所望の解像度における、更に正確な位置は、この第2の撮像段階において、即ち前記第2の画像センサによって得られることができる。] [0061] 前記第2の撮像ステップにおいて、特定の目標(例えば、毛)の存在は、特定及び一定の深さ(又はz—位置)において検出されるか、又は空間における位置及び向きを決定するために走査されるかの何れかである。これらの選択肢は、本発明の毛除去システムごとに選択されることができる。ここに記載されている例において、第1の選択肢は、例えば、或る長さにおいて毛を剃るために選択される。特定の深さにおける前記目標の存在は、例えば、交差偏光された共焦レーザー走査によって決定される。この目的のために、レーザービームは、第3のレンズアレイ122の選択されたレンズによって狙いを定められる。この選択されたレンズは、移動するレンズ(即ち、回転及び振動等)と平行に移動している点にレーザービームを集束する。このレンズは、焦点ボリュームから後方に反射される光をコリメートする。このような、第1の、選択されたレンズがレーザービームの完全に外に移動する場合、第2の、隣接するレンズは、前記レーザービームに入り、新しい走査を実施する。従って、前記検出の横方向の解像度は、共焦点走査の解像度によって要求され、そして、連続的な走査間の距離は、当該システムが、全体として前記肌の目標領域にわたって移動する速度によって測定される。目標領域から反射されるか又は散乱されて戻る直交偏光されている光の反射の強度は、偏光ビームスプリッタ116と、レンズ−ピンホールの組み合わせ(ここでは示されていないが、図5参照)とよって共焦点的に検出される。前記検出器によって捕捉される光の量と、前記レンズの位置の関数としての、従って時間の関数としての前記検出器の振動とは、焦点領域(視野)内の様々な構造の存在に関する情報を供給することができ、これにより三次元の位置及び/又は向きを把握することができる。] 図5 [0062] レーザーシェーバとして実施され、前記システムは、以下のように機能することができる。この第1の撮像センサは、毛を有する肌の画像を検出し、制御ユニット(図示略)は、オンチップのもの(CMOS)か又は別々のモジュールとしてのものであるかの何れかであり、肌上の(複数の)毛のおよその位置を決定する。この精度は、約100又は200μmであり得る。ひとたび、この粗い位置が確立された場合、前記制御ユニットは、例えば、MOEMS(マイクロ光学電気力学的システム)又は他の種類の可動鏡のような、偏向ユニット(ここでは示されていないが、図3の52、54を参照)及び第3の回転レンズアレイ122とレンズ120との間のダイクロイックミラーによって、検出レーザーの狙いを、回転レンズアレイ上の前記毛がおおよそ発見される位置に向かって定めることができる。] 図3 [0063] 次に、前記制御ユニットは、共焦レーザー走査からの結果を記録し、この結果を解釈する(即ち第2の撮像ステップ)。ひとたび、前記毛の存在及び位置が、交差偏光された三次元検出方法によって確立され、前記レンズの焦点に対する毛の位置が所望の精度の範囲内であると決定された場合、前記検出システムは、共線的に(collinearly)又は既知の角度で前記レンズに結合導入される連続的な又はパルスレーザ放射であって、従って、元の検出のレーザーの焦点において又はこの焦点からの既知の距離において集束される連続的な又はパルスレーザ放射を発する切断レーザーを使用可能にする。この場合、前記切断レーザーからの放射は、前記毛を切断する。] [0064] 上述の方法及び装置の様々な見地は、本明細書に明示的に記載したものを除いて、当業者にとって使用されることができるか又は変化されることができる。例えば、このことは、前記検出レーザービームが、一度だけ、(複数の)前記レンズアレイのうちの1つのレンズのみを通過する場合に有利であることは明らかであり、即ち前記レーザービームの直径は、好ましくは、曖昧な検出の結果を回避するように前記レンズのピッチよりも小さい。更に、ディスク130の形状、レンズ132の数、ピッチ及び大きさ並びにこれらの運動等は、全て、必要な対応する量等も適応化される限り、当該方法において変化され得る。より更に明確には、上述の例は、当該毛除去システムの適応性を示すように働いているのみである。更に、上述の全てにおいて、毛を除去する好ましい方法は、レーザービームによって毛を切断している。しかしながら、電気脱毛、又は毛若しくは毛根等に損傷を与えるのみであるような、毛を除去する他の仕方も、本発明の状況において可能である。全ての場合において、個々の毛の、正確な位置を知る、及び時には個々の毛の向きも知ることが、当該毛の除去に必要とされる。特に三次元における位置を見つけるには、多くの時間がかかり得る。この最終的な三次元の位置は、前記第1の撮像ステップの第1の2つの座標をとり、前記第2の撮像ステップにおける第3の座標を付加することによって発見されることができ、又は3つの座標全ては、前記第1の二次元ステップ等における第1の粗い概算の後、前記第2のステップにおいて決定されることができる。] [0065] 本発明は、1つの毛に2回以上光ビームを発射するのを防止するためのフィーチャを含むシステムを提供している。本発明の幾つかの実施例が、後述され、本発明の更なる特定の例が続く。] [0066] 切断工程は、一時的に及び/又は局所的に、不能にされることができる。前記切断工程を不能にすることは、例えば、前記光ビームの次の発射の間に所定の遅延を含むことによって効果をもたらされることができる。前記システムの光源が、例えば、レーザーを含んでいる場合、一般に、レーザー結晶に十分なエネルギを供給し、この結晶を(再び)を所定のエネルギレベルまで上げるために一定の時間を必要とする。用途に依存して、この所定のエネルギレベルは、毛を切断する又は毛根を破壊することができるレーザービームを供給するのに十分なものでなければならない。レーザー結晶に再びエネルギを与えるのに必要な時間(即ち遅延時間)により、前記レーザーは、再び照射を不能にされる。この遅延時間は、コンデンサ又は他の信号遅延手段を含む集積回路によって、それぞれの用途のために調整されることができる。] [0067] 遅延回路を含むことは、例えば、完全な視野を実質的に覆うレーザー結晶と、又はアドレス指定メカニズムと組み合わせたレーザダイオードとの組み合わせにおいて実施化されることができる。] [0068] 他の実施例において、前記システムは、メモリを含んでいる。このメモリは、例えば、レーザパルスが照射される時間及び/又はレーザービームの目標の肌の位置を追跡する。この目標の肌の位置は、組み合わせられ、全ての検出された毛を含む、肌のマップを形成する。この後のパルスは、所定の不能時間が経過するまで、不能にされる。] [0069] この不能時間は、複数のパラメータに基づいて決定される。このパラメータは、使用の間の前記肌に対する当該装置の推定される速度(シェービング速度)、所望の毛検出解像度、(複数の)センサのリフレッシュレート、レンズの数及び目標の毛の平均直径の1つ以上を含み得る。] [0070] 例として、例えば、シェービング速度vが約50mm/sであると仮定する。約res.=20μmの検出解像度res.を得るには、肌は、約f=v/res=2500Hzの周波数fにおいて撮像されなければならない。この後の検出間の時間は、約t=1/2500=0.4msである。] [0071] 目標の毛は、約150μmの直径を有し得る。約50mm/sのシェービング速度において、当該システムは、約(150mm/50mm/s)=3msの間、前記毛を検出することができる。上述のパラメータを与えられ、このシステムは、最大で(3ms/0.4ms+1)=7+1=8回、毛を検出することができる。好ましくは、前記毛除去システムは、毛の中央に光パルスを照射する。従って、このシステムは、例えば、光パルスに点火するよりも、前記第1の検出の後に、約1.5ms待ち、次いで、約2msの不能時間にわたって不能にされる設定を有し得る。] [0072] 上述は、一例としてのみ働く。他の目標の毛は、例えば、実質的に大きい直径(例えば、500μm)又は小さい直径を有していても良い。この制御回路18は、複数の所定の設定をオプションとして含み、各設定は、例えば、或る毛直径、及び/又は肌上の毛の密度のために最適化される。従って、当該システムは、異なる人々によって、体の異なる部分に使用されることができる。] [0073] 前記メモリ内に記憶されている全ての肌の位置を含む、上述のマップを使用して、毛の切断工程は、或るアドレス指定可能な位置のために不能にされることができる。アドレス指定可能なLEDアレイの例は、以下に与えられる。] [0074] 一実施例において、当該システムは、1つ以上の光源への信号を遮断する。前記光源を駆動する駆動回路は、例えば、それぞれの前記光源への駆動信号を遮断することができる。そうでない場合、前記システムは、それぞれの光源への駆動信号を遮断する別個の遮断回路を含み得る。] [0075] 他の実施例において、当該システムは、光がフォト検出器に到達するのを防止する手段を含んでいる。この光は、例えば、所定の時間にわたって遮断される、又は毛検出信号が所定のレベル未満に降下するまで遮断される。例は、以下に与えられる。] [0076] 更に他の実施例において、このシステムは、当該システムと肌との間に配される偏向手段を含んでいる。この偏向手段は、光を偏向させるのに適している。この偏向手段は、例えば、所定の時間後に非透明になる透明な窓を含んでいる。駆動信号が、前記偏向手段に供給されることができる。この駆動信号は、例えば、或る波長を有するRF信号、又は調整可能な温度を含んでいる。液晶表示器は、例えば、上述の肌のマップ内に含まれているような、所定の位置において光を遮断することを可能にする。] [0077] 他の実施例において、当該システムは、例えば、同じ毛の複数の検出を認識するためのソフトウエアプログラムを含んでいる。メモリは、位置の地図及び肌の毛を生成するように、アドレス指定可能な位置ごとに前記の毛検出信号を追う。 前記プログラムは、検出信号が互いから或る所定の最小距離内にあるかどうか、従って同じ毛の複数の検出を示しているかどうかを認識することができ、従って、同じ毛の複数の検出を示す。更に、前記メモリのマップは、光ビームが或る毛において照射されたかどうかも示すことができる。このプログラムは、次いで、当該システムが、対応する毛に再び前記光ビームを照射するのを防止する。] [0078] 上述の実施例を実施化する特定の例は、図9—11を参照して、以下に記載される。] [0079] 例1 毛の検出又は毛の切断は、毛と光源との間に配される偏向手段を使用して一時的に不能にされることができる。] [0080] 図9A及び図9Bは、複数のLED202を含むLEDアレイ200を示している。どのLED202も、配線204を介して駆動回路(例えば、図1における制御回路18)に接続されている。従って、どのLEDも別個にオンに切り換えられることができる。この図は、複数のレンズ212を有するレンズアレイ210も示している。このレンズアレイは、例えば、図7に示されているレンズアレイ122に相当し得る。レンズアレイ210のこのレンズ212は、LED202によって発される光を、毛のような、目標位置に集束させる。] 図1 図7 [0081] 液晶アレイ214は、LEDアレイ200と及びレンズアレイ210との間に配される。この液晶アレイ214は、複数の液晶要素216を含んでおり、各LED202及び/又はレンズ212に対して1つ含んでいる。この液晶要素216は、配線(図示略)を介して制御回路18に接続され、互いに別個に駆動されることができる。第1の状態において、前記液晶要素は透明であり、光が通過し、所定の光経路220(図9B)をたどることを可能にする。第2の状態において、前記液晶要素は、光経路220から離れて通過する光を、例えば、矢印222、224(図9B)の方向に偏向させる。] [0082] この制御回路18は、前記液晶要素を前記第1の状態から前記第2の状態に切替えることができ、前記液晶要素を前記第2の状態から前記第1の状態に切替えることもできる。この液晶アレイ214及び液晶要素216は、上述の偏向手段の例である。液晶要素216のうちの1つが前記第2の状態にある場合、通過する光は、当該システム内の液晶アレイの場所に依存して、偏光され、毛/肌か又はCCD110かの何れかには到達しない。] [0083] 遮断手段214(図9a、9b)は、透明状態から他の、光偏向状態に切り替わることができる他の何らかの材料を含むことができる。このような材料の例は、 −熱可逆的光散乱(TRLS)材料と、 − ソル‐ゲルと、 を含んでいる。] 図9a [0084] TRLS材料は、所定の温度において、実質的に光学的に透過性である状態から、実質的に光学的に非透過性である状態まで変化し、第2の所定の温度よりも低く冷却すると可逆的に実質的に光学的に透過性になる熱的に感度が高い材料である。TRLS材料は、不透明から透明な状態まで可逆的に切替えられることができる薄膜として利用可能である。この転移を誘発するために、温度は、1つ以上の所定の位置に光を局所的に集束することによって変化されることができる。] [0085] このTRLS材料は、ポリマ又は熱硬化性樹脂内の有機結晶の分散を含み得る。このTRLS材料は、ひとたび目標温度に到達すると(レーザー)エネルギを吸収することができる。一実施例において、ポリマ又はポリマの混合物は、スキンパッチ内に含まれている。このポリマ又はポリマの混合物は、透明であるか、周囲温度において実質的に透明である。レーザー光又は切断している光力学的な毛の切断に適している類似のエネルギの形態は、上述のように目標組織に対するスキンパッチによって指向される。前記目標領域の組織が、治療用の光からエネルギを吸収するので、その温度は上昇し始める。同様に、前記肌パッチの温度は、上昇し始める。] [0086] ひとたび、しきい値温度よりも高く加熱されると、前記ポリマ又はポリマ混合物は、光学的変化を呈し、前記ポリマ又はポリマ混合物は、光に対して反射性になる、吸収性になる又は光を散乱するようになり、従って、更なるエネルギの堆積を減少する。この組織によって吸収されるエネルギが消失するにつれて、前記目標領域の温度は、低下し、前記肌パッチは、再び透過性のものに又は実質的に透過性のものになり、これにより、前記切断工程が、比較的変わらずに継続するのを可能にする。適切なスキンパッチを使用することにより、前記目標組織の実際の温度は、慎重に制御されることができ、前記光源に対する過剰な照射からの有害な副次的な効果が、防止されることができ、この毛切断工程は、遮断を伴うことなく完了されることができる。] [0087] ソル‐ゲルは、ソル‐ゲル相転移を提供することができる材料を含む。ソル‐ゲルは、例えば、温度又は酸性度(pH)のような、環境条件の変化によってゲルに変質される水溶性ポリマ溶液であって、従って、結果として、その場で、ヒドロゲル形成を生じる水溶性ポリマ溶液を含んでいる。前記ヒドロゲルが、生理学的な条件の下で形成される場合、所望の期間にわたって保全性を維持することができる。] [0088] 基礎をなしている転移のメカニズム及び潜在的な供給の見地を強調して、特に、温度による、ゾル‐ゲル転移を経る重合系を要約することはタイミングが良い。ソル‐ゲルは、例えば、天然の若しくは変更された天然ポリマ、N−イソプロピルアクリルアミド共重合体、ポリ(酸化エチレン)/ポリ(酸化プロピレン)ブロックコポリマ及びポリ(エチレングリコール)/ポリ(—ラクチド—コ—グリコリド)ブロックコポリマの重合系を含んでいる。] [0089] 図7を参照して、偏向手段214は、毛除去システムの如何なる便利な場所においても取り付けられることができる。例は、これらに限定されるものではないが、 i)肌30とレンズアレイ122との間、 ii)レンズアレイ122とレンズ120との間、 iii)レンズ120とビームスプリッタ116との間、 iv)光源(又は開口118)とビームスプリッタ116との間、又は v)CCD110とレンズ112との間 を含む。] 図7 [0090] 一方においては、前記偏向手段は、前記検出信号内の第1のピークの後、光を経路220から離れて偏向させることによって或る毛の複数の検出を防止することができる。他方では、前記偏向手段は、光が検出手段(例えば、CCD110)に到達するのを防止することができる。] [0091] 例2 当該毛除去システムは、目標の肌上の1つ以上の特定の位置に関する検出情報を記憶するメモリを含むことができる。あらゆる位置は、別個にアドレス指定可能であり、即ち光ビームは、他の位置に影響を及ぼすことなく、別個に如何なる位置にも指向されることができる。このメモリは、制御回路18(図1)に含まれる又は結合されることができる。] 図1 [0092] 実施例において、前記メモリは、シフトレジスタを含んでいる。シフトレジスタは、回路が起動されたラインの前記データが下にシフトされるような仕方において、一緒に接続されている入力及び出力を有する線形様式において設定される一群のフリップフロップである。] [0093] 本発明は、例えば、シリアルイン、シリアルアウトシフトレジスタを含んでいる。これは、シフトレジスタの比較的簡単な種類である。このデータストリングは'Data In'において表されており、そして、'Data Advance'がhighをもたらすごとに、1段階右にシフトされる。各advanceにおいて、はるかに左側におけるビット(即ち'Data In')は、第1のフリップフロップの出力にシフトされる。はるかに右側におけるビット(即ち'Data Out')は、外へシフトされて損失される。例えば: 0000 1000 1100 0110 1011 0101 0010 である。] [0094] この配置において利用可能な4つの記憶装置スロットが設けられ、従って、これは、4ビットのレジスタである。シフトパターンの思想を与えるために、レジスタが0000を保持している(従って、全ての記憶装置スロットは、空である)と想像する。'Data In'における入力データは、1,1,0,1,0,0,0,0を表している。このデータは、この順において、'Data Advance'におけるパルスごとに進む。このデータアドバンスパルスは、所定の周波数を有するクロックによって供給される。左側の列は、最も左側のフリップフロップの出力ピン等に対応する。] [0095] 従って、全てのレジスタの直列出力は、0,0,0,0,1,1,0,1,0,0,0,0(前記レジスタ内に既に含まれていた4つのゼロを含む)である。データの入力を継続する場合、出力は、正に、入れられたものであるが、4つの'Data Advance'サイクルだけずれているものになる。この配列は、キューのハードウェア又はソフトウェア相当である。更に、レジスタ全体は、リセットピンをhighに持ってくることによって、いつでもゼロに設定されることができる。] [0096] この配置は、破壊的な読み出しを実行し、即ち各データは、ひとたび最も右端のビットからシフトされると、損失される。] [0097] このメモリは、例えば、シフトレジスタを含んでおり、前記防止手段、及び/又は同じ毛の複数の検出を検出する手段を実施化することができる。前記マップの位置ごとに、前記メモリは、別個のシフトレジスタを含んでいる。各位置は、例えば、約20μm2の領域に対応している。一緒に、前記シフトレジスタは、検出履歴を有するマップを形成している。] [0098] 一実施例において、毛が或る位置において検出されるたびに、それぞれの位置に対応する論理1が、前記シフトレジスタに入力される。] [0099] 従って、前記シフトレジスタは、検出履歴を提供している。前記シフトレジスタのビット数及び前記クロック周波数が、履歴の正確さを決定する。この精度は、更に、肌30(図5)に対して前記毛除去装置を移動させる速度にも依存し得る。] 図5 [0100] 前記シフトレジスタにより提供される前記履歴は、(10〜30μmのオーダーにおける)前記検出システムの精度及び解像度に依存して、前記同じ毛の複数の検出を認識するために使用されることができる。例えば、この設定は、例えば、互いに4ビット内にある論理1が、同じ毛の検出を表していると考慮されるようなものであり得る。このことは、上述のデータ入力の例(1,1,0,1,0,0,0,0)において、全ての1は、互いに4ビット内にあり、同じ毛の検出を表していると考慮されることを意味する。最後の1の後、入力は、一連の4つの0を有する。この後、前記入力は1を有しており、この1は、他の毛の検出として考慮される。] [0101] 複数の検出の認識に加えて、前記履歴は、検出の確実性も向上させる。結局、同じ毛が複数回検出された場合、検出は、正である傾向が強い。従って、存在しない毛への照射を防止し、精度を向上させるために、当該毛除去システムの設定は、例えば、2回又は3回、検出される毛に照射するのみによって、上述のものを使用することができる。] [0102] 例3 本発明のこのシステムは、例えば、電子的遅延手段(図示略)を含んでいる。この電子的遅延手段は、当該毛除去システム内の適切な位置における信号の転送を遅延させる。] [0103] 上述のシフトレジスタは、前記電子的遅延手段に含まれることができる。前記マップの位置ごとに、この遅延手段は、別個のシフトレジスタを含んでいる。毛が検出されたときに1を入力する代わりに、各対応するシフトレジスタは、光パルスが、対応する位置において開始される度に論理1を、光パルスが無い場合には論理0を供給される。前記切断工程は、前記シフトレジスタが論理1を含んでいる限り、対応する位置において一時的に不能にされる。前記切断工程は、レジスタが単に複数のゼロ(0)を含んでいる場合に、再び利用可能にされる。] [0104] このシフトレジスタにおけるビット数は、前記レジスタ(クロック周波数)のビットのリフレッシュレートと一緒に、前記切断工程の遅延時間を決定する。] [0105] 例4 他の実施例において、前記電子的遅延手段は、受動RC回路のような、フィルタを含んでいる。このフィルタは、少なくとも1つのコンデンサCを含んでおり、場合によっては、1つ以上の抵抗R及び/又はインダクタも含み得る。当該システムが、初めて(例えば、図3参照)時間t1において或る位置における毛を検出した場合、前記制御回路は、この位置に対応するRC回路のコンデンサを充電する。このコンデンサは、所定の検出ピークレベル230(図10A)まで充電される。充電の後、前記コンデンサは、放電する。時間t2において、前記コンデンサの電荷が、所定の閾値232未満まで低下し、所定の放電時間tdeltaを供給する。ここで、t2—t1=tdeltaである。] 図3 [0106] 前記コンデンサの電荷がしきい値232よりも高い限り、制御回路18は、high論理レベル1(図10B)において不能信号234を供給する。前記コンデンサの電荷がしきい値232未満まで降下した場合(即ち図10Aの例において、t1の前であってt2の後)、前記制御回路は、不能信号をlow論理レベル0において供給する(図10B)。毛の検出に応じて、1つの光パルスが照射される。この後、前記制御回路は、不能信号234がhighレベル1である限り、即ちtdelta.の間、前記光ビームが、再び同じ毛に到達するのを不可能にする。] [0107] ここで、前記光ビームが前記毛に到達するのを不可能にすることは、如何なる手段も含み得て、例えば、前記光源が、光を発し、前記光ビームを(図9Aと比較して)前記光源と前記毛との間の何らかの段階で遮断する、又は前記検出信号を遮断するのを不可能にする。] [0108] このRC回路は、更に、第1の時間t1において及びこの後の毛が検出される時間t2ごとにおいてもピークレベル230まで充電されても良い(図11A)。この後の検出の間に、前記コンデンサは、放電する。コンデンサの電荷がしきい値232よりも上方に留まる限り、 制御回路18は、high論理レベル1(図11B)で、デジタル化された検出信号240を供給する。前記コンデンサの充電がしきい値232未満である場合、デジタル化された検出信号240は、low論理レベル0である。] [0109] この制御回路は、不能信号242も供給する(図11C)。t1における毛の検出の後、前記不能信号は、所定の時間においてlow論理レベル0(例えば、t2まで)に留まっている。前記不能信号がlowである限り、前記光源の前記光ビームは、前記毛に到達するのを可能にされている。デジタル化された検出信号240が、t2までhighに留まっているので、前記制御回路は、デジタル化された検出信号がhighレベル1に留まっている限り、前記不能信号をhigh論理レベル1に上げる。前記不能信号がhighである場合、前記光源の光は前記毛に到達することができない。従って、切断は、例えば、上述した仕方の何れにおいても不能にされることができる。検出信号(図11A)がしきい値未満に降下した場合、又はデジタル化された検出信号がlowレベル0に戻った場合、前記制御回路は、不能信号をlowレベル0に低下させる。] [0110] 本発明は、画像センサを有する撮像装置を含んでいる携帯型の毛除去システムを参照して上述されたが、当該システムは、処理光ビームの照射位置を決定する他の手段を含んでいても良い。本発明のこのシステムは、このような他の決定手段を含むシステムにも適している。このような決定システムの例は、以下に説明される。決定システムは、好ましくは、リアルタイム及び非侵入性(non-invasive)の標的技術を使用する。] [0111] この決定手段は、例えば、スキン反射に基づいて、毛を検出することができる。処理されるべき肌部分の領域が十分に小さい場合、肌の反射は、毛が存在する場合、顕著に異なる。この肌の反射は、1つ以上の毛の存在を決定するように、当該システムのメモリ内に記憶される基準肌反射と比較される。] [0112] 本発明は、実施例及び図の例を参照して記載され、説明された。しかしながら、上述の実施例の多くの変形が、添付請求項の範囲内で考えられる。例えば、それぞれの実施例のフィーチャが、組み合わされることができる。本発明の範囲は、添付請求項によって決定される。]
权利要求:
請求項1 毛除去システムであって、−処理されるべき肌の部分における毛を検出する毛検出装置と、−前記毛検出装置に動作可能に結合されていると共に、光ビームを供給する光源と、前記光源からに前記光ビームを前記毛における目標の位置までガイドする光ガイド手段とを含んでいる毛除去装置と、−これらの動作を制御するために前記毛検出装置と前記毛除去装置とに結合されている制御ユニットと、を有する毛除去システムにおいて、−前記制御ユニットに結合されている防止手段であって、前記光ビームが前記目標位置にガイドされた後に開始する防止期間において、少なくとも前記毛検出装置の一部又は前記毛除去装置が前記光ビームを前記目標位置に再ガイドするのを防止する防止手段を有することを特徴とする毛除去システム。 請求項2 前記毛検出装置は、処理されるべき肌の一部の画像を検出する第1の画像センサを含む撮像装置を有しており、前記制御ユニットは、前記画像内の毛を識別する、請求項1に記載の毛除去システム。 請求項3 前記防止手段が電子的遅延手段を有している、請求項1又は2に記載の毛除去システム。 請求項4 前記電子的遅延手段がシフトレジスタを含んでいる、請求項3に記載の毛除去システム。 請求項5 前記電子的遅延手段が少なくとも1つコンデンサを有するフィルタを含んでいる、請求項3に記載の毛除去システムであって、前記制御ユニットは、前記制御ユニットが最初にそれぞれの毛を識別した後に、前記コンデンサを、しきい値レベルよりも高いピークレベルまで充電する、毛除去システム。 請求項6 前記コンデンサが前記しきい値よりも高いレベルまで充電される時間が、前記防止期間を決定する、請求項5に記載の毛除去システム。 請求項7 前記制御ユニットは、同じ毛が検出されるたびに、前記コンデンサを充電する、請求項5に記載の毛除去システム。 請求項8 前記制御ユニットは、前記コンデンサの電荷を、前記コンデンサの電荷が前記しきい値レベルより上にある場合には論理highレベルを有し、前記コンデンサの電荷が前記しきい値レベル未満である場合には論理lowレベルを有するデジタル化された検出信号に変換する、請求項5乃至7の何れか一項に記載の毛除去システム。 請求項9 前記制御ユニットは、前記デジタル化された検出信号が、所定の検出時間よりも長い期間において、論理highレベルにある場合、毛除去を不能にする不能信号を供給する、請求項8に記載の毛除去システム。 請求項10 前記防止手段は、前記制御ユニットに結合されているメモリ手段を有する、請求項1乃至9の何れか一項に記載の毛除去システム。 請求項11 前記メモリ手段はシフトレジスタを有する、請求項10に記載の毛除去システム。 請求項12 前記防止手段は、前記制御ユニットに結合されている偏向手段を有しており、前記毛除去システムを使用する場合、前記偏向手段は、−前記肌と前記毛検出装置との間に及び/又は−前記肌と前記毛除去装置との間に、配され、前記偏向手段は、光が所定の方向に通過することが可能にされる第1の状態と、光が所定の方向から離れて偏向される第2の状態とを有する、請求項1乃至11の何れか一項に記載の毛除去システム。 請求項13 前記偏向手段は、液晶装置を有する、請求項12に記載の毛除去システム。 請求項14 前記液晶装置は、液晶要素を持つ液晶アレイを有しており、各液晶要素は、光源のアレイのうちの1つの対応する光源と協働する、請求項13に記載の毛除去システム。 請求項15 前記偏向手段が熱可逆的光散乱材料(TRLS)又はソル‐ゲルを有する、請求項15に記載の毛除去システム。
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